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さくらんぼのおやさい さくらんぼのおやさい

さくらんぼのおやさい

保育園さくらんぼでは、子どもたちに命の大切さを知ってもらうため
子どもたちと一緒に季節に合わせた花や野菜を育て、給食やおやつとして提供しています。

4月 スナップエンドウ

早春から白い花を咲かせていたスナップエンドウ。暖かい春の日差しを浴びてさやが膨らんできます。
子どもたちはつるや葉がもじゃもじゃになった中から、スナップエンドウを見つける名人ぞろい。
葉をめくったり、つるをたどったりして「先生あったよ~」と教えてくれます。
引っ張りすぎるとつるが折れてしまいますが、何度も収穫するうち、つるに手を添えて自分で採れるようになります。

5月 さくらんぼ

保育園さくらんぼのシンボルツリーは「さくらんぼ」。開園当初からあり、大きく育ちました。
早生の品種で3月に花を咲かせます。おいしいさくらんぼは鳥さんたちも大好き。ネットを張って採り頃を待ちます。収穫前に落ちてしまう実も子どもたちにとっては宝物。拾い集めた実はママへのお土産です。
さくらんぼ狩り当日は、近所のグループホームの皆さんもお招きして収穫を楽しみます。最初は緊張していた子どもたちも、時間が経つにつれ高齢者とおしゃべりしたり、お膝に座らせていただいたりして交流を楽しんでいます。

5月 タマネギ

前年11月に細いネギのような苗を植えます。冬を越えて丸々と太ったタマネギ。根が浅く抜きやすいので子どもたちも次々と収穫できます。収穫したばかりの玉ねぎの葉を切り取ると水分が湧き出てきて、辺り一面がタマネギの匂いに包まれます。
いろいろな料理に使えるタマネギは、お給食でももちろん大活躍!
とても作りやすい野菜でたくさん植えているので、毎年お土産にして持ち帰っていただいています。

6月 キュウリ

夏野菜の収穫のトップバッターはキュウリです。植え付けてから1ヶ月程で収穫が始まるスピード野菜です。キュウリは、なり始めてから大きくなるのも早く、うっかりしていると採り遅れてしまいます。でも、お店に売っていないサイズのお化けキュウリを見ることができるのも、わくわく花だんならではのお楽しみです。採りたてのキュウリは、皮が水分ではじけそうなくらいパンパンで、ちょっとチクチクします。

7月 夏野菜(トウモロコシ、ピーマン、トマト、ナスなど)

キュウリに始まった夏野菜は、夏本番を迎えると他の野菜も次々と収穫を迎えます。毎日子どもたちも園庭をパトロール。「赤くなってきた!」「大きくなってる!」と収穫を待ちわびています。たくさん採れるピーマンもお土産にして持ち帰っていただき、ご家族のみなさんと味わっていただいています。「家では食べたことがなかったのに、お土産のピーマンは食べていて驚きました」というお声を何度もいただいています。「さくらんぼのピーマン」と言って食べてくれる子どもたちの気持ちが本当に嬉しいです。

8月 スイカ、メロン

夏野菜の収穫が続く中、スイカとメロンが収穫期を迎えます。もちろん子どもたちも大好き。暑くなり水遊びを楽しむ毎日ですが、今日は特別。子どもたちにぐるりと取り囲まれ、熱い視線の先にはやっと収穫したスイカ、メロン!包丁でザクッ。目の前で切り分けられ、大きくなるのを待ちわびたスイカやメロンの味は格別なようです。ウッドデッキに腰かけてセミの声を聞きながらスイカやメロンをほおばる子どもたち。さくらんぼの夏の風物詩です。

9月 ブドウ

砂場の上の日よけとして植えたブドウ、品種はマスカットベリーAです。1本の樹から多い時は100房ちかくの実を付けてくれる頑張り屋さんです。ブドウは雨にあたると病気になりやすいので、6月の終わりに袋がけをします。袋をかけると中が見えなくなりますが、季節の移り変わりと共に、袋の中でブドウはじっくり色づいていきます。春の小さい青い実の頃からずっと楽しみにしていたブドウ狩り。袋が開けられ、紫色の実が下がっている様子は壮観です。子どもたちは採りたいブドウを選んで房を切ってもらい、ずっしり重いブドウを手にすると歓声をあげたり、ビックリしたり、すぐに食べようとしたり。ブドウもお土産にお持ち帰りいただいています。

10月 サツマイモ

サツマイモは5月につるを植え付けるところからスタートします。つるの半分くらいを土に埋めてみんなで「おおきくおおきくおおきくなあれ!」と大きな声でおまじない。効果はてきめんで、30センチくらいの短いつるから根が出て、つるがどんどん伸び、葉もわさわさ茂り、畑エリアから飛び出してしまうほどです。そんなサツマイモも秋の訪れとともに葉が黄色くなり、収穫のサイン。「うんとこしょ、どっこいしょ」と引っ張った先に重たいサツマイモがいくつもつながって出てくるのが採れると、得意気です。収穫したサツマイモは管理栄養士の魔法で、お給食のサツマイモご飯やおやつの蒸しパンやホットケーキなど多彩なメニューに変身します。

11月 ラッカセイ

初夏に黄色のかわいい花を咲かせます。ラッカセイは落花生と書くように、花から子房柄が地中に伸び、地中に実がなるという面白い野菜です。サツマイモ同様土の中から実を探すのは、宝探しのようで楽しいものです。土の中からダンゴムシやミミズなどの生き物がでてきて、そちらに夢中の子どもたちもいます。
普通販売されているのは炒ったものでカリカリしていますが、生の落花生を茹でて食べるとホクホクとして柔らかく、また違った美味しさがあります。

12月 コールラビ

スーパーではあまり見かけませんが、形が何ともユニークな野菜。茎の根元が丸くなり、そこからも葉がぴょんぴょんと出ています。クセがないので、サラダにしたりスープに入れたりいろいろな料理に使えます。
園では形の面白さを楽しんでいます。
(また、冬の花壇にはクリスマスに向けてイルミネーションを飾り付けます。日没が早くなるこの頃。すっかり暗くなってしまうお迎え時間を暖かく照らしてくれます。)

1月 冬野菜(ブロッコリー、ロマネスコ、カリフラワー、水菜、チンゲンサイなど)

寒さが増してくると野菜の成長はゆっくりになりますが、野菜の甘みも増してきます。目でも楽しめるよう、毎年、赤や紫、オレンジなどのカラフルなカリフラワーも植えています。大きな葉っぱの真ん中から出てくる鮮やかなカリフラワーは、まるで大きなお花のよう。収穫後は、大きな葉をお面にしたり、ほうきにしたり、傘にしたりして全て遊び尽くします。

2月 シイタケ

寒いこの時期は、室内でシイタケの栽培をします。栽培ブロックからにょきにょきとシイタケが生えてきたかと思うと、あっという間に満員状態に。子どもたちも大人もどんどん大きくなるシイタケが気になって、様子を見るのが日課となります。シイタケも苦手な子が多いですが、食べられるようになるきっかけになることも。少しずつですがお土産にもしています。

3月 ラディッシュ

さくらんぼの花が咲き、園庭がにぎやかになってくる頃、2歳児さんとのお別れの季節がやってきます。
入園してからいろいろな植物を育てて、植物と遊んで、収穫を楽しんできました。3月には自分の鉢にラディッシュの種まきをします。苗や球根と違い、ラディッシュは種が小さく難易度が高めですが、さくらんぼの子どもたちは大丈夫。とはいえ、ひとつのポットから芽がどっさりでてきてしまったり、逆にまいたはずなのに芽が見当たらなかったりなど、楽しいハプニングも。3月とは言えまだ寒さの残るこの時期は、虫がつきにくいという利点もあります。冷たかったり暖かかったりする空気の中で、ゆっくり育つラディッシュをみんなでのんびり見守っています。